【世界を喰らう in ロシア】高田馬場「チャイカ」
世の中知らないことだらけ。
例えば、今回いただいたビーフストロガノフ。
てっきり、どこぞの欧州料理だと思ってました。
だって、そうでしょ?ファミレスの◯◯フェアや、街の洋食屋さんでも、ちょくちょく見かけるので。
ですが、よくよく考えたら「フ」で終わる名詞って、ロシアの人名や単語だったりしますよね?
例えば、
- トカレフ
- ザンギエフ
- カラシニコフ
- メドヴェージェフ
とか。
そうなると「ビーフストロガノフ」も、まごうことなきロシア料理であることが、ストンと腑に落ちます。
前置きはここまで。善も膳も急げ。向かうは高田馬場のチャイカ。
前回、ランチ定休と重なり断念したお店です。
並ぶのもイヤなので開店と同時に行きましたが、店前では既に3名が待機。これは激込みの予感。
案の定、開店から15分も経たないうちに、店内はほぼ満員。油断できません。
オーダーも素早く。
お目当てはもちろんビーフストロガノフ・セット。
ほとんどの方がトロイカセットを注文していましたがブレません。ホントはちょっとブレたけど。
しかしそんなモヤモヤは、この美しい前菜を前にすれば無意味!なんたる映え!できれば女性と来たかった(切実)!
このピンクのポテトサラダは恐らくビーツ。見た目と違って、ものすごいポテトポテトしてます(ジャガイモ感)。
お次のボルシチは、どこかポトフのような雰囲気。
具材もゴロゴロ野菜が中心。カフェロシアとは、また違った流派のようです。冷え症の我が身にはありがたい。胃袋を温めるとホッとしますね。
トリを務めるのはもちろんビーフストロガノフ。
意外とサラッとしたソースなので、サワークリームを絡めていただくと丁度良い案配。
肉も柔らかくてホロホロ。サフランライスも邪魔しない程度に旨味へ参加。なるほどね。よく出来てます。
〆はロシア紅茶。
底に沈殿したジャムをかき混ぜるスタイル。さっぱりとした甘み(リンゴジャム?)で、口内もリフレッシュ。
出来れば極北の大地で味わいたかった…とか叶わぬ願いも飲み干しつつ。
帰宅後、ちょびっと牛肉の生産量が気になったのでググってみたところ、意外や意外。
引用:農畜産業振興機構
牛肉は生産に時間もコストもかかるため、ロシア国内ではわずか4%。ボルシチにもビーフストロガノフにも、その他の料理でも見かけますが、案外マイナーな食材でした。
となると、本場のロシア料理を味わうなら、牛肉以外を扱ったメニューが正解???どうなんだろう。
こればっかりは、わかりません。
わかりませんが、いつかロシアの方に聞く楽しみが増えたので良しとします。