【世界を喰らう in ウクライナ】新橋「スマチノーゴ」
実はちょっと消化不良でした。
前回のバブーシャ・レイ。
いや消化自体は良かったんです。物理的な意味では。
そうじゃなくて「もう少し落ち着いた雰囲気でくつろぎたかった」と言うのが本音。
店内はカウンターのみのコの字型テーブル。さらに狭い上に満員御礼だから、食後の余韻を味わうような空間ではありませんでした。
なので、もう一店やっつけても良いかな、なんて。
次なるチョイスは新橋のスマチノーゴ。ウクライナ語で「美味しく召し上がれ」の意味。ステキじゃないですか。
メニューはホテルオークラ京都の日本料理屋「割烹恵比寿」がプロデュース。あくまで「和食をベースにしたウクライナ料理」なので、バブーシャ・レイのように、純度100%のウクライナ飯と言うワケではありません。とは言え、ウマけりゃ良いんです。
今回はウクライナ風お肉のロールキャベツをオーダー。どうやらゴルブッツィと言うのが正式名称らしい。
これがまたお上品なお皿に盛られて来るんです。
一体、どこがウクライナ的なの?
早速、口に運んで納得。中にはお米がギッシリ(もち米?)。イメージ的にはイカ飯に近いかも。
ひき肉やサバのすり身も見え隠れして、意外と複雑な味。それをトマトソースでまとめているので、臭みもありません。これには参りました(良い意味で)。
合ってるわからないけど、黒パンの上にon。
合ってるわからないけど、個人的には合ってました。
こちらも初体験。ビーツ(赤カブ)のサラダ。非常にビビットな色合で、ほんのり甘みもあって◎。
ここまで100点満点。広々とした店内。落ち着いた雰囲気。そして窓辺で味わうウクライナ料理。文句ナシです。
食後は、ちょびっとお勉強。
全く未知のフレーズですがオモシロイ。
その勢いに便乗して、帰り際「ウクライナ語で『美味しい』は何て言うんですか?」と店員さんに訪ねたら、
Смачно!(スマーチノ!)
笑顔で元気よくひと言。対応してくれた方はアリーナさん。ハッキリ言います。
メチャクチャカワイイ!
女性に免疫のない男性はコロッといくかも。正直、通ってしまいそうでコワイ(←女性に免疫のない人)。
最後に。
店内のスタッフさんは、ウクライナからの避難民の方々です(前回のバブーシャ・レイも同じ)。
とは言え、堅苦しい雰囲気はありません。
むしろ「国際貢献について考えてみたい」とか「異文化交流を深めたい」とか、より良い機会を得られそう。もちろんウクライナに興味がある方はマストで行くべし。
そうじゃない方も、気になったら是非。貴重な体験になりますよ。