【世界を喰らう in ロシア】吉祥寺「カフェロシア」
ウクライナと来れば、次はロシア(以下、外務省の基礎データから引用)。
1 面積
- 約1,709万平方キロメートル(日本の約45倍、米国の2倍近く)
- (参考:ソ連:約2,240万平方キロメートル 日本の約60倍)
2 人口
- 1億4,617万人(2021年1月)(参考:ソ連:2億8,862万4千人/1990年1月1日)
- (出典:ロシア国家統計庁(注)数値は北方領土、クリミア及びセヴァストーポリを含むが、本記載がこれらに対する我が国の法的立場に影響を与えるものではない。)
3 首都
モスクワ
4 公用語
ロシア語
5 宗教
6 主な著名人
イワン・ツルゲーネフ(作家) / ピョートル・チャイコフスキー(作曲家) / マリア・シャラポワ(テニス)
「昨今の事情を鑑みて」とか、特に深い理由はありません。
地理的に近いからです。
ところが、お店に至るまでが大変。二転三転して地味にシンドかった。
まず一店目。新宿の名店「スンガリー」。
例によってランチタイムに突入したのですが、開店前から長蛇の列で、即退散。
なんせ、昼営業は新宿三丁目店のみ。しかも土日だけ。そのレア感が行列とイコールになった模様。
しょうがない。諦めてニ店目。お次は高田馬場の老舗「チャイカ」。
しかし、ここでもあるあるなハプニング。着くやいなや、終日休業のお知らせ。
呆然。
事前にネットで営業日をチェックしていましたが、この手の情報は更新されないので、直接お店に確認すべきでした。ここまでの時間と労力を思うと、やるせなさの極み。はぁ。
ちょっとモチベが下がったので、日を置いて3店目。
吉祥寺の「カフェロシア」に凸。
店頭からメニューを眺めますが、ランチメニューはありません。その代わり、お店のチョイスで人気の組み合わせを提案しているみたい。
ここは即決。きのことサワークリームのつぼ焼き + ボルシチをオーダー。
初の異文化体験に胸が高まります。店内もヴァイオレットを基調としたロシアンな雰囲気。ステキすぎ。
待ち時間にロシア語もチェック。スパシーバ(ありがとう)だけ覚えます。
「スパシーバスパシーバスパシーバ…」忘れないように暗唱すること約5分。そこへ現れたのは真紅のボルシチ!なんたるビジュアル。あまりの美しさにうっとり。
「サワークリームを溶かして召し上がりください」
店員さんのアドバイスに従いスプーンで溶かし込むと、今度はサーモンピンクに様変わり!
こんなに美しい料理が他にあろうか(反語)!
味も素晴らしい。ビーツ(赤かぶ)の優しい甘みにサワークリームの旨味と油脂が加わり、程よく濃厚。ゴクゴクいけます。
「冷え切った北の大地で、このスープを出されたらタマランなぁ」
妄想しながら、赤い液体を堪能していると、つぼ焼きも到着。
一見すると「パイの包み焼き」。
ですが、生地はパイではなく固めのパンなので、中々崩せません。たまらずフォークで切れ目を入れると、ようやく中身とご対面。きのこ群 with ホワイトソースがたっぷり。
さらにパン生地はバター風味。これを浸しながら食べれば、口の中は旨味のカタマリで飽和状態。
量こそ少なめですが、非常にハイカロリーな一品。
「さてとお会計…」と思いきや、食後のデザートが着くことを思い出し(16:30まで)、慌てて着席。
リンゴのパウンドケーキかな?
カロリー高めな二品が続いたので、デザートはさっぱり。甘さも控えめで満足満足。
当初は訪れたい店が決まらず四苦八苦しましたが、結果オーライ。カフェロシアに感謝です。スパシーバです。
都内には、他にも老舗のロシア料理店がひしめいているので、チャンスがあればトライするつもり。