【世界を喰らう in インド】阿佐ヶ谷「プラバート」
インド料理と言うのも、また定義が難しくて。
なんせ広い。ひたすら広い。エリアによって調理も変わってくるので、これぞ「インド料理!」と言えるモノも、人それぞれ。
そんなことを念頭に置きつつ、基本情報をチェック。
1 面積
328万7,469平方キロメートル(インド政府資料:パキスタン、中国との係争地を含む)(2011年国勢調査)
2 人口
14億756万人(2021年世銀資料)
3 首都
ニューデリー(New Delhi)
(注)インド連邦直轄領の一つである「デリー」の呼称も広く一般的に使われていますが、インド政府は「ニューデリー」をインドの首都としております(赤い矢印の位置)。
4 民族
インド・アーリヤ族、ドラビダ族、モンゴロイド族等
5 言語
連邦公用語はヒンディー語、他に憲法で公認されている州の言語が21言語
6 宗教
ヒンドゥー教徒79.8%、イスラム教徒14.2%、キリスト教徒2.3%、シク教徒1.7%、仏教徒0.7%、ジャイナ教徒0.4%
(2011年国勢調査)
7 主な著名人
マハトマ・ガンディー(政治家) / アーミル・カーン(俳優)
これでも、まだピンときませんよね?
インドの総面積は日本の約9倍。世界でも第7位の広さを誇ります。
日本でさえ、厳密に「和食」を定義するのは難しいのだから、さらに広大な土地を有するインドは言わずもかな。
一般的に日本でいただくインド料理も、北インドの一部のエリア(パンジャブ地方)などで調理されたモノが大半。氷山のほんの一角に過ぎないんです。
そこで今回は視点を南へ移すことに。
向かうは阿佐ヶ谷の名店・プラバート。
「インド料理とは何ぞや?」を求めて、まだまだレアな南印料理を扱うお店へ向かいます。
注文は一択。ドーサのみ。
全く未知の物体ですが、来るやいなや、バターの香りがブワッ!
この巨大な半円から、なんとも芳しい香りが漂い、鼻腔をぶん殴ります。
ちぎって開くと、こんなカンジ。
これは軽食?どこかスナック感覚。ちなみにもう一枚お代わり無料ですが、少食なので一枚で充分。
何もつけずにプレーンで頬張ると、モチっとした食感とお米の風味が広がり「これぞ ASIAN FOOD!」と膝を叩かんばかり。素晴らしい。
ただ、それ以上に素晴らしいのがコチラ。
左から2種類のチャトニとサンバル。
白濁した物体は冷製のココナッツチャトニ。個人的には一番ヒット。口の中をリセットしつつ旨味もたっぷり。もう一方はトマトチャトニ。仄かな辛味が食欲をそそります。
コチラはサンバル。お豆と野菜のカレー。若干酸味はありますが、見た目通り優しい味わい。
これらをドーサで掬いながら順番にローテ。最後まで飽きずに楽しめます。オススメ渡は★★★★★。
食後に勧められたデザートも◎。とってもホッとします。
ちなみにランチメニュー。
改めてインド料理の定義は難解。いくらなんでもユニークすぎるでしょ。
これはリピート必至。もっともっと胃袋を通過させてみたくなりました。
次回も貴重な体験ができそうです。間違いありません。
【2023年6月再訪・再々訪】
わりと早めに再訪。オーダーはBセット。なんせポロタ(円心状のナン)が気になったので。
ホロホロと紐状にほどけるユニークなポロタですが、カレーに浸す際は、ちょっと苦戦するかも。
とは言え、デニッシュのような不思議な食感が病みつきに。タンドリーチキンも美味でした。
そしてそして!短いスパンでさらに再々訪!
今度はマサラドーサ。
昭和世代には懐かしい、葉巻型UFOのような不思議なフォルム。
生地をちぎって中身を確認すると、じゃがいものマサラを発見。
どうやらペースト状のマサラを一緒に巻き上げたようです。
いや〜楽しい♪南インドにトリップした気分。あとは、チャトニとサンバルに浸して至福の一時。
こちらもローカル色がタマラン一品でした。満足満足。
この店のメニューは、是非コンプリートしたいですね!人生の楽しみが一つ増えました!