私が愛した外国語話者 vol.2 〜LE SSERAFIM SAKURA〜
LE SSERAFIMって読めます?
オリジナルはヘブライ語なので、初見で読める人は少ないかも。
正解はル・セラフィム。
リーダーのキム・チェウォン率いるK-POPグループです。BTSの妹分と言えば親近感沸くかしら?
そのメンバーの中でも、今回激推し!なのはSAKURAこと宮脇咲良。
彼女の存在を一言で言うならば「ド根性!」。
LE SSERAFIM以前に在席していたIZ*ONEのオーディションでも、そのメンタルは抜きん出ていました。
【オーディション時の酷評】
・歌はヘタ
・発声もヘタ
・ダンスもヘタ
・ラップもヘタ
・韓国語もヘタ
…ここまで大衆の面前で酷評されたら、一般人なら身も心もグッシャグシャ。余裕で帰国しますって。
ですが、そこは宮脇咲良。
時には楽屋で、時には控室で、何度も何度も大粒の涙を流しながら、艱難辛苦に打ち克つんです。
遂には周囲の評価も高まり、ついたあだ名も宮脇プロ。
現在は事務所も移籍、たどたどしかった韓国語も磨きがかかり、デビュー時から、大きな成長をとげました。
一見、コミュ力高めで、ハキハキとした話しぶりから陽キャに見られがちですが、全くの逆サイド。
過去にはゲーム実況にも励んでいたくらいで、その引きこもりっぷりは筋金入り。
ここでも「陰キャは外国語が達者説」を提唱しますが、彼女の場合は活字への抵抗も少なかったため、あらゆる方面から、ハングルを学ぶことが出来たのだと思います(実際にハングルで読書を楽しんでいるそう)。
これは彼女の語学レベルが如実にわかる、とある韓国人インフルエンサーの宮脇咲良評。
「韓国人から学んだ韓国語が自然に出る」って、ムチャクチャスゴくないですか?
つまりリスニングが完璧なんです。
だから、ドラマを見ても、メンバー・スタッフらと話していても、その場でキャッチしたハングルを吸収して、次回に使うことができる。
かなりの上級者です(ほぼネイティブレベル)。
この域に達するまで、どれだけの苦悩やプレッシャーがあったことか。
ハングルで楽しげにコミュニケートしている彼女を見るとき、水面下の努力を思わずにはいられないのです。